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2012年12月31日

2012年に観た映画

数えてみたら、今年1年で33本観ていたようだ。
その中で、印象に残った10本。

「ドキュメントオブAKB」

娘とその友達の付き添いで行ったが、第一弾より面白かった。
ここまで裏側を見せてもいいものかと。

「おとなのけんか」
元々は舞台劇らしい。
低予算でもアイデア次第でいくらでも面白くなるといういい例。

「ヤングアダルト」
主役のシャーリーズ・セロンが冴えない女を演じているが可愛さは隠せない。
終わり方も良かったが、女性の評価は余りよくないらしい。

「テルマエロマエ」
思ってたよりもちゃんと笑いどころもしっかりと作ってあった。
ローマ人に見えるという一点のキャスティングが秀逸。

「ファミリーツリー」
ハワイが舞台だが、全然海の匂いとかしてこなくて、そこがよかった。

「サニー」
韓国映画にはほんとに感心させられる。
現在から過去への場面転換の方法が秀逸。

「桐島、部活やめるってよ」
必ず誰かに感情移入できるようにキャラクターがわかりやすく描かれている。
学生時代は、勝ち負けがはっきり分かれてたけど、社会に出てもそのままの図式になるとは限らない。

「鍵泥棒のメソッド」
前2作に比べて疲れないストーリーでよかった。
伏線の張り方は相変わらず素晴らしすぎる。

「アルゴ」
史実物は結構好きな方だ。
結末はわかっているのに手を握るほどドキドキした。
恐るべし、ベン・アフレック。

「映画と恋とウッディアレン」
ウッディアレンのドキュメンタリー。
駆け出しのコメディアン時代の映像が見れるとは。
一番最後の言葉が印象に残った。

今年は昨年よりは若干本数は多かったようだ。
来年もいい映画に出逢えますように!

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2012年12月27日

ファンタジーとの決別

奥さんから聞いた話。

病院の待合室で、小学校高学年か中学生になったばかりくらいの男の子にお母さんが、サンタクロースの事実についてストレートに教えていたという。
こういう事に関しては男の方が幼稚なようで、
その男の子は、わかってはいつつもまだ頭の中で整理がつかないといった様子で
仕切りに髪の毛を掻きむしりながら「そっか、そっか…」とつぶやいていたらしい。
やはりこういう事に関しては、男の方が幼稚なようだ。
それを聞かされた後も、どこか割り切れてないようだったらしい。
そんなやりとりを見ていた奥さんも我が娘に正直に言おうとしていたが、
さすがにそれは止めた。
わざわざ改めてストレートに言うことはないだろうと。
もし聞かれたら「さすがに中学生のところにはサンタさんはもう来ないんじゃないか」とさりげなく納得させようと思っていたが、
今年のイブの夜は、手紙を書くことさえしなかった。
おそらく同級生たちで意見交換がなされ一定の結論に達したのだと思う。
大人になったということだが、それはそれでちょっと寂しいものだ。
そういえば、娘が渋谷で20代くらいの若者たちがトナカイの着ぐるみを着てバカ騒ぎをしていたのを見て「わけわかんない」と言っていて面白かった。
きっと娘もその年になれば、そういうグループに入ることだろう。
考えれば自分も若い頃そうだった。
クリスマスが近づくと、何だかわかんないけどとりあえず騒がなきゃ、パーティをしなきゃと、そんな衝動に駆られたものだ。
やがてそれがいつ頃からかバカバカしく感じ始め、家でゆっくり過ごすのがいいと思い始めてきた。
クリスマスに対する受け取り方は、成長するにつれ変わって来るというものだ。
ということで今年は、
サンタさんではなく、アマゾンさんがプレゼントを届けてくれた。

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2012年12月18日

THE MANZAI 2012

昨年に引き続き、THE MANZAI の決勝への最後の一枠を決めるワイルドカードの審査員をやらせてもらった。

キングオブコントの時もそうだが、出場者の情報はそこまで遮断して出来るだけ先入観のない初見の状態で見るようにしている。
しかし、今年もレベルが高かった。
ワイルドカードの9組で決勝をやってもいいくらいのレベルだと思う。
もちろん決勝大会も凄かった。
最近の傾向なのか、ボケの連発で話が一向に前に進んで行かないという構造のネタが多かった。
NON STYLEやワイルドカードを勝ち取ったエルシャラカーニーがそのスタイルだ。
もう一つは、漫才の構造自体をギャグにするスタイル。
「もういいよ!」とつっこんで終わると見せかけてまだ続けたり、というところから始まった気がする。
優勝したハマカーンは、終わり際に頭を下げながらもまだ喋っているというパターンを編み出し、初めて見たとき新しいなと思った。
今回のアルコ&ピースのネタは圧巻だった。また新たなパターンが生まれた。
冒頭のひと言目のネタ振りから展開していくという、
ここまで来ると、漫才の構造自体がわかってないと笑えない。
それがわかってないと何のことやらさっぱりわからないままだ。
こういう漫才の構造自体をギャグにするのは、おそらく大御所の方たちは認めない人もいるだろうと思っていたが、たけしさんや審査員の人たちはきちんと評価していた。さすがだ。
しかし、2本目は1本目の衝撃が強すぎて超えられなかった。
というか、ほとんど芝居のようだった。
1本目はまだ漫才の枠の中にギリギリ収まっていた感じだった。
そこが審査員に若干の違和感を抱かせたのかもしれない。
構造自体で言えば、
ウーマンラッシュアワーのネタは凄かった。
次々に繰り出すネタも充分面白かったが、それをもう一度なぞって覆していくという練りに練られたネタだ。
決勝大会に出るには、これくらいのレベルのネタを作らなきゃいけない。
漫才を始めたばかりの人たち、決勝進出を夢見てる若手芸人さんたちは、
生半可な努力じゃ勝ち残れないと思う。
ほんとにレベルが上がってるし年々厳しい戦いになっている。
そして、もう一つ最近感じるのは、芸人の年齢が上がっているということだ。
まだ生活もままならないのに、結婚して子供を抱えながら頑張っている芸人さんたちが結構いる。
それだけに深いドラマも自ずとくっついてくることになる。
大変だと思うが、頑張って欲しい。
月並みな言葉だが、
チャンスは誰にでも平等にある。
面白くてよく出来たネタを見ると、笑うのを通り過ぎて感動すら覚える時がある。
考えに考えて作り込んだネタが客前で爆発する。
そんな姿を見ると感動してしまう。
それを何組も一気に見る事が出来る。
年の瀬の至福の時だ。
それでも一番グッときたのは、
惜しくも敗れ、もう決勝大会に出場することは叶わないのに、
この大会を盛り上げるために、審査システムのテストのために全力でネタをやってくれたり、レポーター役をやったりしている芸人たちだ。
彼らこそプロフェッショナルだ。

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2012年12月 7日

トリッペンという靴

持っている靴は数少ないが、そのほとんどが「トリッペン」というドイツ製の靴。

甲高幅広の日本人独特の足の形のため合う靴がなかなかなかった。
かっこつけてイタリア製の靴を試し履きをするが、そのたびにどこかが痛くて断念せざるを得ない。
そんなときこの「トリッペン」に出会った。
最初に足を入れたときに「やっと会えたね」というどっかで聞いた言葉を吐きそうになった。
たぶん、最初に買ったのは10年以上前に原宿の路面店だった。
どうやら今年で15年周年らしいので、日本に来たばかりの頃買ったのだろう。
出会ったとは言ってもそんなにお安い値段ではないので簡単には買えないが、
新しい靴が欲しくなると、文字通り足が向いてしまう。
そして元を取る分だけ長く履ける。
ちょっとずつ増えていって、
定番のこんなのとか
  ↓
Wondershoes_tryebr
こんなのを履いている
  ↓
Img_1317511_39824079_2
靴底は、こうなっていて雨の日は地面に痕跡を残せる。
  ↓
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たぶん、一生履いていける靴だ。

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2012年12月 4日

ナノベル始めました

「nanovel」というiPadアプリにショートショートを書き始めました!
nanovelとは「nano」+「novel」の略。すべて2000字以内で書くのがルールという新しい小説カテゴリーです。

スマートフォンやタブレットで読むのにちょうどよい長さです。
執筆しているのは放送作家や、脚本家、劇作家、コピーライターなど。
SHALALAの入江くん
も参戦予定。

iPad/iPad miniでApp storeにアクセスして、「nanovel」で検索してもらうか、下記のリンクでアプリが無料でダウンロードしてください。
https://itunes.apple.com/au/app/nanovel/id571872842?mt=8&ign-mpt=uo%3D2

年末にはiPhoneにも対応予定!!

公式サイト
http://www.nanovel.jp

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