「ヤングアダルト」
「ヤングアダルト」という映画を観た。
簡単に説明すると、現状がうまく行っていない女性主人公がかつてマドンナと言われていた故郷へ帰り過去に執着する話。
地方出身者なら誰でもこういうこと思った事があるんじゃないだろうか。
地方出身者あるある。
故郷に久しぶりに帰ってきたものと、ずっとそこで暮らしてるものとのギャップが描かれているのだが、自分もかつて若くて調子に乗って頃は、正直に言うけど、田舎で暮らしてる者をどこかバカにしているようなところがあった。何が楽しいのかと。
しかし、それは甚だ失礼な事だ。
見た目にはそんなに変わらないけれど、地元の街にも時間が流れ日々変化していっているのは当たり前のこと。都合のいいときにだけ帰ってきて「ここは全然変わんねえなあ」なんて言うのは、その街を捨てて出ていった者には許される事ではない。
温かく迎え入れてくれる事のありがたさを感じなければいけない。
まあでも、そんな事がわかるようになったのもかなり年を取ってからだ。
だからこそ、地元のために何か恩返しがしたいという思いに駆られる。
主人公が37才の女性だというのもよかった。
男のこういう話はいくつもあった。
ひと昔前だと、28,9才が人生に迷う年齢として描かれたが、37才というのが今っぽいのかもしれない。
この映画を観ていて思った事がある。
最近自分の周りにも、40を前にしていろいろ考え悩んでいる人たちが多いようだ。
サラリーマンなら入社して約15年、そろそろ先が見えてきてふと考えるのかもしれない。
女性の場合は、偏見を恐れず言うと、もう一つ肉体的なリミットという大きな問題があり大変だと思う。
寿命が延び身体的にも大きく進化したとは言え、高齢出産のリスクはまだまだ高いのではないか。
これに関しては、男にも責任があるとは思うが、結局体を張るのは女性の方だ。悩んだりしてる人を見るたび、自分なんかが考えても仕方ないことだが、無力さを感じる。
医学の進歩で何とかしてあげて欲しいと願うばかり。
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コメント
あたしも、その映画、
気になってました
あたしも、少しだけ
都会に住んでたので、
ちょっとだけ、
分かる気がします
最近は、高齢出産が

増えてきてて、
あたし的にも、
嬉しいんですが、
やっぱ、負担が
かなりかかりますよね
すごーく不安です
(´・ω・`)
投稿: もへあ☆ | 2012年3月 6日 22時19分