6回目の春
娘が小学校を卒業した。
6年前の春、ちょうど桜が満開の中、入学式に向かった。
教室に入って自分の席に着き名前を呼ばれて返事をする。タダそれだけの事に胸が熱くなった。
小学校までは自宅から直線で300メートほど、目をつむっても行ける距離だったが、最初の頃は心配で仕方なかった。
3年生までは学童保育にお世話になった。
ここでかなり集団生活というものを学んだと思う。
そして、4年生からは習っていたピアノもバレエもすっぱりと辞め、塾に通い始め中学受験に挑んだ。
あっという間の6年間。
入学式の頃の写真を見るとまだ歯が生えそろってない、身長も自分のヘソくらいまでしかなかったのが、今では肩の位置まで伸びてきた。時々後ろ姿を母親と間違うようになってきた。
体より大きかったランドセルも、6年生になると窮屈そうに見えた。
いつの間にか大きくなったのものだと思っていたが、
卒業式の数日前にわかったことがある。
ランドセルの背負う部分のベルトを6年間一切調節してなかった。
どうりで窮屈そうに見えたわけだ。
娘の性格をよく表してる出来事だ。
そして、これからまだまだ大きくなっていく。
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