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2012年1月 7日

12才の戦い

娘が中学受験を体験しようとしている。思ってもみなかったことだ。
九州の片田舎で育ち、中学、高校はほとんどの者たちが1番近い公立の学校に行くのが当たり前だと思っていた。
時代が変わり、環境が変わればライフスタイルも変わってくる。
もうまもなく本番を迎えようとしている。
それはそれは必死になって勉強している。
父親としては、何もしてあげることがなく、ただうまく行くことを祈るのみ。
それでもせめて何かをしてあげたいと、先日、受験する学校に願書を出しに行った。
電車を数回乗り換え一時間以上もかけてようやくたどりついた。
途中、郊外の初めて足を運ぶ駅で、乗り換えのためホームでしばらく待っているとき、なぜだか急に涙がこぼれそうになった。
数週間後、我が子もこのホームで乗り継ぎの電車を待つことになる。きっと当日は、もっと朝早くもっと寒く、周りには無数のライバルたちがいて…、そんな想像をしていたら急に胸が締め付けられてきた。ちょうど「ADELE」の曲を聞いてたから余計にそう感じてしまった。
まだわずか12才で、こんな大きなプレッシャーを受けながら受験会場に向かわなければならないのか、親バカを差し引いても、これは親として間違ってないのかとさえ思えてくる。
自分が12才の頃、こんな事に耐えられただろうかと何度も想像してみるが、それは無理だ。そんなこと考えもしなかったから。何の不安もなく毎日遊んでるだけだったから。

しかし、確かに辛いことではあるが、裏を返せば、今のうちにこういう過酷な経験をしておけばきっと強い人間になるのではないかとも思う。
子供に負けないように自分も戦っていかなければとも思う。

とにかく、周りの状況に飲まれず力を出し切って欲しい。
そして、何とか報われるように。
今はそう願うばかり。

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コメント

「新たに挑戦」と西岡=大阪で自主トレ公開=米大リーグ
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投稿: 「新たに挑戦」と西岡=大阪で自主トレ公開=米大リーグ_616357 | 2012年1月 7日 18時25分

中学受験を経験した者です。
確かにあの頃は大変でしたが、自分の中では非常に貴重な経験で
受験できて本当によかったと思っています。
この頃の勉強は、たとえ結果ぎついてこなくても「基礎学力」という一生の財産と考えています。
一生懸命に頑張る娘さんに素敵な中学生活が訪れますよう。

投稿: まどか | 2012年1月 7日 21時10分

私も中学受験をしました。今は大学生です。
通学時間が1時間以上のところを6年間通っていました。東京の中心部というかど真ん中にある学校だったので、電車がとにかく大変でした。
受験当時は辛かった記憶がありますが、私には中高一貫や女子校というものが合っていたかなと今は思います。

お父さんとして何もできないと心苦しいかもしれませんが、私は父親に駅までの送り迎えなどをしてもらっていた記憶があります。

私の体験談を長々と書いてしまい、失礼しました。
陰ながら応援しています。
p(^^)q

投稿: ひつじ | 2012年1月 8日 10時33分

あたしは、高校受験で
アホな私立だったので、
楽々受かりましたが…
で、小さな子が、
一生懸命、受験勉強とかを
してるのを見ると、
可哀想になります

頑張って、希望の学校に
行けるといいですね

投稿: もへあ☆ | 2012年1月10日 08時18分

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