年の暮れの寂しいニュース
知らされたのは今月の初めだった。
近々の記事でも若手芸人の解散について書いたが、その矢先にまた一組のコンビが解散するという。
聞いた瞬間はかなりショックだったが、どこかで、やはりかという気持ちも抱いていた。
彼らとは結構付き合いが長く、7年ほど前に彼ら初の単独ライブを手伝って以来の仲だ。
漫才はもちろんコントをやらせてもそれなりの水準の物を創れる、数少ない才能あるコンビだった。
一時は深夜番組のレギュラーだった時もある。そこから一気に駆け上がっていくと思われたが、神様はそこまで導いてはくれなかった。
こんなに面白いのに売れない、芸能界で頭角を現すことの難しさを改めて痛感した。
14年、そんなにも長い間、ひとつの夢を目指してあがきもがいてきたというのに、あと一歩のところでうまくはいかなかった。
彼らは、今日までどんな気持ちで過ごしてきたのだろう。
売れると信じてまっすぐに突き進んできた道も、時が経ち、気持ちや環境や生活が変化してきて、現実と向き合う時が来る。
これしかないとひたすら走ってきた道に一度区切りをつけ、方向変換をしていく、その勇気は経験したものでないとわからないと思う。考えるだけでも胸が締め付けられる。
昨日、最後のライブも無事に終了。終わって拍手が鳴り止まなかったと聞く。
しかし、当たり前だが、人生はここから先が長い。
客席から浴びせられた暖かい音を忘れずに、新しい道を進んで行って欲しい。
ただひとつ残念なのは、
もう、彼らの漫才やコントが見れないということだ。
お疲れさま
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