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2010年9月24日

キングオブコント2010

キングオブコントの今年の覇者がキングオブコメディに決定した。
本当に面白かった。納得の優勝。
結果を見て言ってるように思われるが、審査員をやらせてもらった準決勝では、
キングオブコメディとピースの印象が強く残った。
世間的な認知度が充分ではないこの2組の新鮮な勢いが、一点の切り口で押してくるジャルジャルや、卓越した構成力のしずるなど、すでに安定感のある他のファイナリストより上回っていたということだと思う。
それにしても、準決勝の時から感じていたが、レベルがハンパなく高い。
おそらく、今後も年々上がっていくだろう。
ヤフーニュースでも今年はすぐに取り上げられていた。
今回の大会を見てまた改めてコントの素晴らしさを実感した。
昨年も書いたが、ヘタなドラマを観るよりは、コントの中でじゅうぶん人生を学べると思う。

人力舎が2年連続制覇という快挙。
個人的には、マセキ芸能社所属の芸人たちにも頑張って欲しい。
そんなタイミングだからと言うわけではないが、マセキの若手たちとコントのワークショップみたいなものをやってみることにした。
うまくいくかどうか、何もまだわからない。

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2010年9月20日

放送作家として

一つ前の記事に数多くのコメントが寄せられました。

もちろんすべて目を通しました。

皆さんの番組への熱い想いはしっかりと届いています。

長年、テレビ番組に関わって言える事は、

どんな番組もそうですが、
終わってしまうのを残念に思わない出演者やスタッフなど1人もいないという事。

寂しくてやりきれない気持ちは、何度味わっても変わりません。

「レッドシアター」も最後まで皆さんの応援をいただきながら
頑張りましたが、
力及びませんでした。
ひとえに自分も含めたスタッフの力不足だと思います。

最後は、全員の想いを乗せようとオールコントの1時間でした。

これは胸を張って言えますが、どのコントも質の高いものだったと思います。

それでも、残念なことに視聴率としては奮いませんでした。
番組を熱く応援して下さる人たちがいる一方で、
まだまだ見てない人たちがたくさんいるというのも事実です。
結果としては、テレビ局のいち企業としての判断は正しかったと言えます。
これは、事実としてしっかりと受け止めなければなりません。

しかし、それでもその判断は間違っていたんだと、
いつかそう思わせるような新たな番組を作ること、
それが放送作家を含めた番組制作者の仕事だと思っています。
さらに力を蓄えて、
また皆さんに喜んでもらえるような番組を一つでも多く作って行きたいと思ってます。
個人的には、小さい頃に見て育ったコント番組というものを、
この後も絶やすことなく、継承して行ければと思っています。

そのためには、やはり見てくれる人がいないと何も始まりません。
決して一時的な盛り上がりではなく、
皆さんの根強い声が原動力となります。
どうかこれからも、暖かくも厳しい目で応援して下さい。

コメント欄は、はなはだしく関係のない内容以外は、基本的には削除しません。
誰でも書き込める場所にしておきたいと思います。
よろしくお願いします。

できれば、お手柔らかに。

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