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2010年8月 5日

夏休み2010 その2

7月下旬、早めに取った夏休みの旅行記その2。
2日目からも修学旅行のようなベタなコースをひたすら回る。
Img_1330 まずは金閣寺へ。高校の修学旅行で京都を訪れた際、1日だけ自由行動があり班ごとに行動したわけだが、設定された時間の都合上、清水寺や銀閣寺のある東山地区か、銀閣寺や太秦、嵐山などの嵯峨野地区のどちらかを選択するしかなく、どうやって決まったか覚えてないが東山方面だけを回ることになった。なので、金閣寺は初めて。
世界中にガッカリする名所はいくつもあるが、京都の寺社仏閣は、入り口からお目当ての建物までの動線もきちんと考えてあるところが素晴らしい。
拝観料を払い門をくぐって砂利道をしばらく歩くと、うっすらと涼しい木陰が続き、期待が高まったところで、その先に満を持して主役が登場するように作られている。観光名所はやはりこうでなくちゃ。
ちなみにローマの「真実の口」は着いた途端にすでに見えていて、しかも係員が超事務的に観光客を誘導していてげんなりした思い出がある。
最近張り替えられたのか、ものすごくキレイな金色だった。素人のデジカメでもまるで絵はがきのような写真が撮れた。
奥さんはなぜか仕切りに「私が昔見に来たときは黒ずんでいた」と何度もぼやいていた。悔しいからか感心したからなのか、京都旅行中ことある事にぼやいていた。意味がわからない。
Img_1339 金閣寺からバス停1つ先の「龍安寺」という世界遺産に登録されているお寺へ。
ここの庭園も確かに素晴らしかったが、自分的には前日に訪れた「光明院」の庭の方がよかった。
しかし、有名な場所に来ると韓国語の聞こえる率高し。

Img_1343 続いてその足で嵐山へ。2時間サスペンスでよく見る風景。1度は来て見たかった。

 

Img_1349 ここでもお寺を1つのぞき、その奥の「野々宮神社」で娘がまだ先ではあるが合格祈願。

 

Img_1353 途中、これまたガイドブックにもよく載ってる「竹林の道」を通る。
今回は、伏見神社の朱色とこの青竹色を見たかったのだが、この竹林はどちらと言えば感動薄し。
あとは、藍色の鮮やかな場所を見たいと思っているのだが、一体どこにあるのだろう?

ここでだいたい1日の観光は終わるだろうと思っていたが、予想より遙かに時間が早かったので思い切って京都市内を横断し、金の次は「銀閣寺」へ向かった。
今思えば、30度越えの京都の街を精力的に回り、よく体がもったと感心する。
Img_1368 「銀閣寺」は前述の通り修学旅行で訪れていた、はずなのだが、これが一切記憶がなかった。思い出も何も残っていない。まるで初見。それでも金を先に見たせいでテンションはほぼ上がらず、小学生の娘も同様、完全にコース順ミス。

そういえばこの日の朝、泊まってるホテルの名物の朝食を食べた。写真を見ればすぐにどこの何かはわかると思うが、これが、残念ながら思っていたのと違い、残念な感じだった。家族全員頼んで全員残す。

Img_0779
この旅行中、食には恵まれなかった。京都まで行っといて…。

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2010年8月 2日

夏休み2010 その1

娘も大きくなってきて何かと忙しくなり、家族のスケジュールがここしかなく先月の終わりから早い夏休みを取った。
昨年は宮島に立ち寄って実家に帰ったので、今年も実家に帰る前に京都に寄った。
後から知り合い全員に、「夏の京都に行くもんじゃない」と突っ込まれたが、無知のせいか計画を立てる段階ではそんなこと何も考えなかった。で、行ってみて、京都の夏はクソが付くほど暑かった。ちょうど梅雨が明けたばかりでいきなり猛暑が続いた。京都は我が故郷と同じ盆地なので、気温は高いが湿気はなく懐かしい夏の感じではあったがやはりクソが付くほど暑かった。
京都には高校の修学旅行以来。当時は寺院など何も興味ない年頃だったのでほとんど記憶がない。この年で改めて京都の文化をじっくりと見てみようと思ったし、見せてやりたいと思った。YouTubeのJR東海の「そうだ京都行こう」シリーズで予習もしたし。
ホテルに到着し荷物を置いて、その足でまず伏見稲荷に向かう。
Img_1281 圧巻の鳥居の数。今回京都に来て見てみたかったのは、この鳥居の朱色だ。日本独特のこの色の下をくぐるだけで不思議と気持ちが厳かになる。暑かったせいか、人も少なくてよかった。

その後、近くの大きなお寺が時間で閉まっていたので、そのそばの小さな光明院へ。
Img_1318 しかし、ここがよかった。CMにも登場しているのだがあまり知られてないのか、我々の他に来ていたのは2人だけ。ほぼ住宅街の中に入り口もまるで普通の民家。
係の人などが誰もいなくて、拝観料も玄関に筒が置かれていて自主性に任せられている。さらに、拝観する人の常識を信じるというお触れ書きが存在感を放っていた。試される時。
Img_1307 薄暗い家屋の中を通ると、そこには見事な枯山水の庭園が広がっていた。日も当たらず風通しも計算されていてかなり涼しい。水の流れる音と風の音以外何も聞こえない静寂の中、縁側に腰を降ろし庭園を眺めていると、何時間でもそこにいれそうな感覚になる。ここが自宅だったらなあと思うが、たぶん自宅だったら何にもやる気にならないだろうと思う。
ほんとにここは、今回行った中で1番よかった。「光明院」オススメです!

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