「裏切りの街」観劇
パルコ劇場で「裏切りの街」を観た。
今年に入って観た「ボーイズ・オン・ザ・ラン」という映画が面白く、監督脚本の三浦大輔(ハマの番長と同じ)氏の作品と聞いて興味を持った。
ほぼ情報がないまま観たので、まさか休憩を挟んで3時間以上もあるとは思わなかった。
でも、面白かった。
至極普通の人のわりとよくありがちな話、全編淡々とした会話で進んで行くのだが、それだけで最後まで引っぱって行ってしまう力はすごいと思った。セリフが何と言ってもリアル。やりとりが本当に自然、暗転の間も絶妙で勉強になったな。
ダメな人間が簡単に立ち直るような話じゃないところがよかった。役者もみなうまい!
カーテンコールも昨今のおざなりなものに辟易していたので、それをあざ笑うような驚くほどあっさりしたもので好感が持てた。その後、幕が降り普通はすぐに会場が明るくなるのだが、主題曲がしばらく流れなかなか明るくならない。何かを考えてくれと言われてるような時間だった。この演出も良。明るくなると自然と拍手が起こった。久々に料金に値するものを観た。
でも、強いて言うなら、やっぱりちょっと長い!
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