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2010年5月27日

「裏切りの街」観劇

パルコ劇場で「裏切りの街」を観た。
今年に入って観た「ボーイズ・オン・ザ・ラン」という映画が面白く、監督脚本の三浦大輔(ハマの番長と同じ)氏の作品と聞いて興味を持った。
ほぼ情報がないまま観たので、まさか休憩を挟んで3時間以上もあるとは思わなかった。
でも、面白かった。
至極普通の人のわりとよくありがちな話、全編淡々とした会話で進んで行くのだが、それだけで最後まで引っぱって行ってしまう力はすごいと思った。セリフが何と言ってもリアル。やりとりが本当に自然、暗転の間も絶妙で勉強になったな。
ダメな人間が簡単に立ち直るような話じゃないところがよかった。役者もみなうまい!
カーテンコールも昨今のおざなりなものに辟易していたので、それをあざ笑うような驚くほどあっさりしたもので好感が持てた。その後、幕が降り普通はすぐに会場が明るくなるのだが、主題曲がしばらく流れなかなか明るくならない。何かを考えてくれと言われてるような時間だった。この演出も良。明るくなると自然と拍手が起こった。久々に料金に値するものを観た。
でも、強いて言うなら、やっぱりちょっと長い!

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2010年5月 6日

痴漢犯罪のニュース

ニュースで電車内での痴漢犯罪の事件を取り上げるときいつも不思議に思う事がある。キャスターが原稿を読み上げている間はたいていその事件に関する映像が流れる事のだが、痴漢事件の時、必ずどういうわけか痴漢が発生した駅のホームの映像になり、ホームに立っている女性の後ろ姿の主に下半身が映し出される。あれはどういう意図があるのだろう?もちろん映像に映っていた後ろ姿の女性は事件とは全く関係ない。なのに、どういうつもりであの映像になるのか?こんな女性が狙われましたよ、とでも言いたいのか?ニュースを見るたび、その意図が全くわからない。

他にもニュースには気になる事があある。

今年もそうだったが、ゴールデンウィークの最終日、成田空港の到着ロビーで海外旅行から帰ってきた人たちへのインタビューが流されるが、サラリーマンらしき人がいつも決まって「明日から仕事ですけど、会社に行きたいくないですね」みたいなコメントを言う。一方で子供は「楽しかった~」と言う。あのコメントは一体どういうつもりで流しているのか?それを見せられた方はどうすればいいのだろうか?もっと気の利いたコメントは撮れなかったのか?あれじゃ昨年のを使ったとしても気づかないと思う。たぶん、誰かが始めていつのまにかそれが通例になってしまったのだろうが、あれを見せられるなら、もっと他の情報を知りたい。

話は変わるが、今年もゴールデンウィークは通常通り仕事でどこへも出かけなかった。唯一フジテレビの「レッドシアター」の収録を観に子供を連れていったくらいだ。申し訳なく思う。知人が言っていたが、ゴールデンウィークの人込みや渋滞の高速のニュースを冷やかに見ているのはダメだ、その中に飛び込んで行かないと、という言葉に最近になって全くその通りだと思うようになった。

と言っても、やはり飛び込むのはなかなか勇気がいるのだが…。

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