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2010年3月30日

かた焼きそばと水餃子

2 土曜日、大学時代のサークルのOB会が行われ久しぶりに東横線に乗って横浜へ行ってきた。
学生時代、映画研究会という小さなサークルに参加して、当時はまだ8ミリフィルムで自主映画を作っていた。
今ではすっかり姿を消してしまったが、まだ映写機を持っている人がいて、貸し切りのお寿司屋さんの壁に即席のスクリーンを準備して当時の映像を映し出した。8ミリフィルムはやはり独特の質感があり、イヤでもノスタルジックな気分になる。
20数年前、全くの遊びでやっていた事が今の仕事に少なからず繋がっている。
参加した人のほとんどが映画作りから離れた仕事に就いてる中、モノを創る仕事に携わっていられる自分はほんとに恵まれている。番組をよく見ていると言われ感激至極。自分の名前をテレビで見ると勇気づけられると言われるが、その言葉こそがまた自分をかなり勇気づけてくれる。
実は、「サラリーマンNEO」のコントの中で、このメンバーにしかわからないサインを入れていたのだが、それが確実に届いていて嬉しかった。
昔の仲間、お世話になった人たちの言葉は、どんな励ましよりも力になる。恥ずかしくない仕事をせねば。
2次会は、白楽駅近くにある「ナターシャ」というスナックへ。昔懐かしいカラオケスナックの形態だが、それも健在!店内は当時と何も変わっていなかった。
そして、この店の名物であるかた焼きそばと水餃子を注文、20年ぶりに食す。変わらずメチャメチャおいしかった。

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2010年3月22日

心に残るCM

2 時々、仕事が煮詰まるとYouTubeで過去の心温まるCMの映像をずっと見ている時がある。
明治安田生命の小田和正の曲が流れるものとか、神戸震災15年目の関西電力のCMとか。
そういえば最近、CMにお金をかけられない時代だからなのか、面白いのは時々あるとはいえ心に残るものが少ないように思う。
80年代から90年代にかけては素晴らしいCMがいっぱいあった。
昨年の年末、銀座のギャラリーで「広告批評展」というのを偶然見つけ入ってみた。
「禁煙パイポ」やキンチョーの「タンスにゴン」シリーズなど、展示された数々の懐かしいCMばかりであの時代の空気感が瞬時に甦ってきた。としまえんのCMにも驚かされた。「プール冷えてます」のコピーにも感心したが、圧巻は、ちょうどJリーグが開幕し人気絶頂だった頃の作品で、当時Jリーグを象徴した♪オ〜レ〜の曲をバックに、としまえんのバイキングという乗り物にカメラが寄っていくと、大段幕が振り下ろされると、そこには「うらやましいぞJリーグ!」とデカデカと書かれている、ただそれだけ。このインパクトはホントにすごかった。なんてシャレっ気のある企業なんだと驚かされた。
JRのCMもあの頃は、素晴らしいモノばかりだった。
山下達郎のクリスマスソングの火付け役となった「クリスマスエクスプレス」のシリーズは、どれだけパロディにしたことか。
他にも「ハックルベリーエクスプレス」のノスタルジーとか、Globeの「Departures」が使われていたJR SKI SKIとか、今も続いている「そうだ京都行こう」は、今もなお、京都に行こうと思わせられる。とんでもないCMだ。
中でも1番心に突き刺さってるのが、このブログでも前に書いたが、東京へ向かう新幹線の中で若者が父親からの手紙を読むという内容の「ファイトエクスプレス」。手紙の内容がナレーションで聞こえてくるのだが、その文章が見事。おそらく、自分が上京するときの心情に重なったことが影響しているからだと思うが、おそらく声は室田日出男だったと思うが、その重厚な声が心にかなり染みた。そのナレーションの雰囲気は、その昔「ウンナン世界征服宣言」という番組でやっていたナンチャンのママチャリ企画で、毎回のVTRの締めで使わせてもらった。
短い時間で心に響く映像というのはほんとにいいものだ。自分が普段作っているものとは完全に真逆だが、一本くらいはそういう作品を作ってみたいモノだ。

 

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2010年3月10日

少年を見舞いに来るプロ野球選手

コントを毎日のように書くものとしてはその設定を考える事が1番の難所だ。
フジテレビの「レッドシアター」では、芸人さんたちに毎回コントの設定を出して、それでネタを作ってきてもらうというやり方をしているのだが、ちょっと前に「病室」の設定で発注したら、そのほんとどが「手術を控えた少年を見舞いに来るプロ野球選手」というものだった。このシチュエーション、今やコントの定番となっているが、一体誰が1番最初に始めたのだろうか?
おそらくベイブルースの逸話が元になっていると思われるが、やはり誰かがテレビでそういうコントをやっていたのを見て知ることとなったのだろう。他にも何かありそうなものだが、どうしてもこのシチュエーションが真っ先に思いつくらしい。もはや「取調室」や「医者と患者」と同じくらいベタな設定の部類で、あえてやるには相当勇気がいるものとなっている。
コント的な状況が起きるには、かなり適したシチュエーションだという事だ。
「爆笑レッドシアター」今夜の放送も観てください!

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2010年3月 3日

(500日)のサマー

61dqvbozwul_ss500_ ちょっと気になっていたので「(500日)のサマー」という映画を観た。
「祝女」のネタに内容になりそうだと思ったが、まさにそんな感じの映画。全編、男には理解しにくい女性心理が描かれていた。ラストシーンがちょっとオシャレで、内容的には参考になりそうな手法があちこちにありよかったが、何よりも音楽がどれも素晴らしかった。久しぶりにサントラを聞いてみたいと思い、帰って即アマゾンで1click。
劇中のセリフにも出てくるのだが、中でも「The Smiths」という80年代後半に流行ったイギリスのバンドの曲が、懐かしくもありすごく耳に残った。
サントラがどれもいいと思ったのは、やはり80年代に観た「Street Of Fire」以来だ。
時間ギリギリで暗くなってから劇場に入ったので気づかなかったが、終わって明るくなると周りは9割女性だった。急に恥ずかしくなった!場所は日比谷シャンテ。毎日懸命に働いてるオシャレなOLさんといった感じの人ばっかり。こういう人たちにこそ、ぜひ「祝女」を観てもらいたい!

話は代わるが、「OK Go」の新しいPVがまた面白い!
     ↓
http://www.youtube.com/watch?v=qybUFnY7Y8w

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