25m
数日前、家に帰ると我が娘が学校でもらった賞状が置いてあった。文面を見てびっくり。25m?泳げるわけないのに。奥さんから話を聞いたところ、小学校で水泳大会があり、そこでは10メートルの部、15メートルの部と、泳げる距離で段階分けして競争が行われたらしい。そして、いよいよ25メートルの部になったところで先生が出場者を募ったが、さすがに手を挙げる者は1人、2人くらいしかいなかったらしい。そこで先生が、「泳ぎ切ることよりも泳いでみようとチャレンジする事の方が大切です」みたいないい話をしたらしい。すると、何を考えたのか10メートルも泳げない我が娘が手を挙げて出場を希望したらしい。理由は、先生の話に感動したからだというのだ。感動して、気づいたら手を挙げてたらしい。出場したのは結局4人。そのうち2人は泳ぎがうまくて、あっという間に25メートル泳ぎ切った。残るは、我が娘と、もう一人同じく感動したと思われる男の子との争いになったらしい。レベルの低い争いだがデットヒートを繰り広げ、周りのギャラリーからはまるでドラマのように大声援が沸き起こったというのだ。娘は、タッチの差で勝ったと言っているようだが、真偽のほどは定かではない。
しかし、何という話。笑ってしまったが、目頭が熱くなる。感動して出来もしないことにチャレンジしてしまう、そんな感性が羨ましい。どうか、この出来事を忘れずに育って欲しいものだ。
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コメント
でも今の時代こういう子にかぎって苦労したりだまされたりするんじゃないかな・・・なんて心配したりもします。
よし!次のNEOで感動屋さんのキャラクター登場で!
投稿: katopee | 2007年9月21日 12時23分
ちょっと、泣いてしまいました(笑)
投稿: 虎 | 2007年9月21日 20時35分
スゴーイ!なみだが出ちゃいました!私だったら感動しつつも手を上げることができなかったと思います…まわりの生徒さんたちに娘さん(ともう一人の挑戦者さん)の熱い気持ちが伝わったのでしょうね!
投稿: 天真爛漫 | 2007年9月21日 21時46分
感動するお話、ありがとうございました。
愛娘・柚葉ちゃんの水泳大会でのチャレンジ精神、すばらしいです。
「やればできるんだ!」という勇気を。
ブログを読んで泣いちゃいました。
そして、賞状と共に・・・
投稿: いーちゃん | 2007年9月21日 23時18分
お嬢様に拍手を送りたい。
ステキです。
投稿: キャサリン | 2007年9月22日 04時34分
素晴らしい娘さんをお持ちですね。
このまま素直に成長していけるよう、
見守って行ってあげて下さい。
『がんばり賞』
きっと額に入れて飾ってあげてるんだろうな♪♪
投稿: コンコン | 2007年9月23日 09時58分