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2007年7月19日

今、何文字目?

ここでも何度か書いたが、今、隣に出来るマンションの件で急にご近所づきあいが始まっている。ファミリータイプのマンションなので、住人はほとんどしっかりとした大人の方だ。証券会社、商社、法律関係と、職業もさまざま。幾度か交わしたメールや書類の文章にも、自分が一度も使ったことのない日本語にときどきお目にかかる。「適宜」とか「拘泥する」とか「幸甚に存じます」とか、一度も使ったことない。へたすりゃ読み方さえわからない。自分、一応作家という職業を20年やってるんですけど、面目ないっす。きっと、サラリーマンをやってたら、こういう言葉は頻繁に使うのかな。「サラリーマンNEO」って番組やってるんだけど…。今後、番組に反映させよう。
でも、台本というか脚本を書いてるおかげで知った言葉もある。「乍ら(ながら)」は漢字で書くようになったし、「相好をくずす」という言い回しも知った。
バラエティ番組の台本でよく使うのは、「といったわけで」「果たして」。意味のないつなぎとか、リズムをつける言葉として使っているような気がする。そういえば、ほんとに恥ずかしいが、「前倒し」という言葉の使い方を最近ようやく理解できた。以来、気に入って何かっていやあ使っている。
ある日、ふと思ったことがある。自分は、毎日毎日文章を書いているが、一生のうちに一体何文字書くんだろうか? ま、数えようとは思ってないけど。ふと、思った。というわけで、果たして何文字書くのかぁ〜!

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コメント

そう考えると、「言葉を綴る」って不思議です。
文字を、ひとつひとつ組合せて、相手に自分の考えが通じる様に、綴る。
綴った後に見直して、バランスが良くなければ外したり、
違う文字を組合せたり。
相手に文字で語りかけている様で、
自分に言い聞かせている様な感覚もあったり。
話し言葉より、気持ちが丁寧に伝わってくる感じがするので、
そういう所は、話し言葉よりも、書き文字の方が、好きです。

投稿: 玉砂利 | 2007年7月20日 20時11分

作家を20年もやっていながら、知って得する言葉が多いですね。
こりゃ、勉強にもなるわ~。
文章を書くのが仕事だけに、それで食べていけるのが羨ましいです。
あと、娘さんにいろいろな言葉や文章の書き方、漢字の読み書きなどを教えられるのも羨ましいなぁ。

自分は“読むこと”より“書くほう”が好きですね。

投稿: いーちゃん | 2007年7月20日 23時03分

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