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2007年6月30日

さまぁ〜ず&バカリズム

午後から恵比寿ガーデンホールで「さまぁ〜ずライブ」を観る。知り合いの作家仲間から招待してもらった。バカルディの頃から毎年続けていて、さまぁ〜ずになってからも6回目らしい。ロビーには、数え切れないくらいの祝花が並んでいた。ブレイク前は、一時この花の数もかなり少なかったそうだ。今やお笑い界でも1,2位を争う売れっ子。さまぁ〜ずの名がつく番組も何本もある。「気分は上々」で改名企画をやっていたときの事は今も鮮明に覚えている。改名直前、旅しながら俳句を詠む回があったが、その時に三村が詠んだ俳句をよく覚えている。「今年って仕事したよなしないよな」。それからまもなく、海砂利水魚(現くりぃ〜むしちゅー)と改名を賭けての対決で破れ「さまぁ〜ず」に決定!誰もがバラエティの遊びでよくある一時的なものと思っていたが、そこからなぜか「三村つっこみ」が浸透してきて快進撃が始まり、瞬く間にブレイク。ウンナンを始め、芸人がドーンと頂点まで一気に登りつめていく様を今まで何度か目の当たりにしてきたが、ほんとに痛快だ。面白いと思った人は、いずれ必ず売れるという持論があるのだが、さまぁ〜ずもまさにそんな2人だ。ライブは悔しいくらいに面白かった。600人くらいは入る客席はほぼ満員。豪華なセット。終演後楽屋に挨拶に行こうと思ったら、関係者の長蛇の列。これからもずっと続けていってもらいたい。毎年必ず見に行きたい。

しばらく時間を潰して、同じ恵比寿で「バカリズム」のライブを見に行く。トツギーノで少し知られては来たが、認知度は比べものにもならず、5月に自分が舞台をやった小さな劇場。しかし、バカリズムのネタの完成度は昔から高い。若手の中でもなかなかいないと思う。さまぁ〜ずとはまた全然違った独特の世界を展開する。現在、アイドルの卵が出演する番組で活躍中。
持論からすれば、いずれブレイクするのは間違いない。出来れば早くして欲しい。

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2007年6月27日

勉強になります

昨日「サラリーマンNEO」が放送されていろんな反響があった。このブログでのコメントも今までにない数。視聴率も良く、関心の高さを改めて実感。書き込んでくれた皆さんの意見、真摯に受け止めて今後さらに励みます。そして、内村光良にもこの状況を伝えます。

最近、何かと一緒にやってる若手作家たちから昨年に引きつづきプレゼントをもらった。ツボを突くような品でありがたい。やっぱり面倒みておくもんだなあ。

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2007年6月26日

ボーナススペシャル

「サラリーマンNEO」内村光良スペシャルが無事放送された。そもそも芸人さんの出ないコント番組であり、シュールさがいいと言われる(作ってる方は全くそんな意識はないのだが)番組であるが、そこに内村光良を出してみようという話が持ち上がり、どうにか実現した。もちろん、彼が出れば彼のペースになることはわかっていたが、とにかくどうなるのか見てみたかった。何より、ディレクターを始めとするスタッフ、そして出演者が喜んでくれた。自分も久々にコントを見てみたかった。どうだったんでしょう?やはり、いつもとは違うテイストにはなってたと思いますが。自分としては、面白かったし楽しかった。こういう刺激は必要だな。070604_194701
台本作成は山を越え、いよいよシリーズの終盤を考える時期に入ってきた。セクスィー部長にもまた予想外のゲストに出てもらうかも。さて、どんな終わらせ方にすればいいのか?難題だ。そして、次のスペシャルも乞うご期待!

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2007年6月23日

不慣れな仕事

今日は、今住んでるマンションの管理組合の理事長としての日。午前10時、近くの住区センターを借りて隣に出来るマンション建設会社との工事協定書の話し合い。これだけ書いただけでもうめんどくさそうに思える。理事長なので当然議事進行を仰せつかる。大勢の大人たちを前に進行していかなければいけない。舞台の演出もにたようなところはあるが、それは好きな事なので大丈夫だし、普段、仕事でもしょっちゅう会議をしているのだが、それはいかに下らない事を言うかの競争みたいなところがあるので超得意なのだが、ふざけてはいけない話を数時間しなければならないのはホントに大変だ。何度か書いているが、会議を仕切るということがホントに苦手で、これは逆のぼること35年ほど前、ひょんな事から学級委員長になってしまい、学級会を仕切らなければならなくなったのだが、みんな勝手な意見ばかり言って収拾がつかなくなった。それがいやでいやでしょうがなかった12才の自分は、耐えきれず担任の先生に委員長を辞退したのだ。それ以来、人を統率するということは向いてないと実感しながら今日まで来た。
時間が近づき次々に参加者が集まってくる。マンション住人のみなさんも10人以上、どう見ても自分より頼りになりそうな人ばかりだ。誰か代わってくれと本気で頼みたくなる。時間になり開会の挨拶。緊張しているのを必死に隠そうとポーカーフェイスで声を発してみる。いかん!明らかに声がうわずっている。そして小さい。完全に舐められているのを感じる。何とか取り戻そうとするがどうしても落ち着かない。それでも、議事は進行していく。苦しくなり、建設会社の人に振る。そこからは、なんとか自然に発言してくれる方々が運んでいってくれた。感謝!
それにしてもコントのような状況だっただけに、出席していた建設会社の面々もいいキャラだった。ラフな格好の中に一人だけスーツを着てオールバックのいかにも建設業界でございという人、あとの人は友好的なのに、このオッサンだけが上からの物言いだ。おそらく、「俺が行かなきゃまとまんねえだろう」って強引に来たに違いない。まあ、いい感じはしない。そして、そのオッサンに対して一歩も引かず自分の意見をビシッと言うすぐ上に住んでるTさん。この人はホントにかっちょいい。世界的に有名な証券会社勤務だし、夫婦揃ってかっちょいい。うちの奥さんが何かにつけ話を持ち出してくる。我が家と比較してもどうにもならないと思うんですけど…。しかし、この方には今回の件でほんとに力になってもらった。助かるねえ、こういう人がいると。
もう一人、自分のすぐ隣に座っていた管理を行う会社の人も面白かった。まず声がでかい。若いのに熱血漢だ。ずっと話を聞いていて、いざ喋る番になり開口一番こう言った。「私もいろんな近隣説明会に出てますけど、このマンションの方たちは、とっても紳士的だ!」真横で聞いていたので思わず吹き出しそうになった。でも、この人がすごいのはそこからだった。我々を褒めて褒めて褒めちぎったあげく、管理上いろいろと要望してたのだが、結局は、気になる事があったらいつでも連絡してきてください、という一点で乗り切ってしまった。ものすごい戦術。おそらく百戦錬磨なんだろう。こんなやり方もあるんだなあと半ば感心してしまった。そんな感じでなんとか無事に進んでいった。自分の進行ぶりはとても評価できるものではなかった。最初は、何とかしてやろうと思っていたが、後半からあきらめ始めて、気づくと「何か他に意見はありませんか?」ばっかり。ほんとに向いてないわこういう役割。終わってどっと疲れた事に気づく。何より情けないのは、今日のこの事が気になり、昨夜ほぼ一睡も出来なかったということだ!帰ってからソファに横になった瞬間3時間爆睡した。

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2007年6月22日

45

本日45回目の誕生日。40代になったことにはさすがに慣れたが、5年も過ぎると今度は50に近いんだということに恐ろしくなってくる。こんな自分が50代?信じられない。おそらく18の頃から心の中は変わっていない。たぶん、みんなそうだろうけど。
日付が変わってすぐに数人からおめでとうメールがくる。これだけでありがたい。まだまだ捨てたもんじゃないないなと思える。表面上は何も気にしてないように振る舞ってはいるが、家族の反応が気になる。冷蔵庫を開けると、ケーキが入っていた。仕事中、先日ケータイを買ってあげたばかりの娘からもメールがくる。じんわりとする。45になったからといって何も変わらないけど、自覚のないところで何か少しでも成長できていればそれでいいのかも。

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2007年6月18日

「志村魂2」

志村けんさんの舞台を見に行く。芸術劇場の800人以上入る客席は満員。内容もほんとにすごかった。オープニングからバカ殿でグッと掴まれる。その後もショートコントの連続。スイカの早食いや全員集合時代を彷彿させる小道具の遊びがふんだんにあり、面白いのはもちろん、何より生で見られて感動。志村けん、ホントにすごい!まだ一度も一緒に仕事をさせてもらったことはないが、いつまでもいち客として見たいと思う。途中、休憩を挟んでの2部構成。後半は、藤山寛美ばりの人情劇。泣かせる芝居もやはりうまい。そして、終わったと思わせて、最後のおまけに「ヘンなオジサン」が登場という贅沢さ。“アイーン”で始まって“だっふんだ”で終わる。テレビ並みの豪華なセット、揺るぎない構成。拍手拍手。

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2007年6月17日

一勝一敗の誕生日

我が娘の8回目の誕生日。そして、小学校の授業参観日。昨夜いつものように朝方まで起きていたが、頑張って早起きして参観に行こうと思って目を覚ますと、な、何とお昼近く!完全に授業は終了。娘は今頃給食を食べていると、ちょうど帰ってきた奥さんに睨まれる。父親として大いなる失態…。娘よ、ごめん。
何とか挽回しようと、当日驚かすためにずっと隠していた子供用ケータイをプレゼントとしてあげる。かなり前からテンション高く欲しがっていたので、喜び叫ぶ顔を想像していたが、実際は、当然という顔で奥さんがキレイに包んだ包装紙とリボンを事もなげに破いた。まあ、こんなもんかあ…。
夜、現役早大生でハンカチ王子の1個先輩である姪っ子が遊びに来るということで、ちょうど誕生日だということもあり、じゃあ久しぶりに一緒にごはんでも食べようかという事で、東京にいる内村家がちっちゃく集合。と言っても、我が家と姪っ子と光良くんちのみ。みなで焼き肉を食す。持ち込んだ「モンサンクレール」のケーキも食べる。いやあ、おいしかった。娘は、いつもより大勢に祝ってもらって午前中の事はすっかり忘れてるようだ。よかった、よかった。070617_18170001

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2007年6月16日

理事長として

住んでるマンションの隣に新しいマンションが出来ようとしていて、その工事内容に関して我々住民が話し合いを重ねている。前にも書いたが、今期、どういう訳か自分が管理組合の理事長になってしまっている。なので、必然的に理事長として先方の建築会社との細かい交渉をしなくてはいけない。ああーー、はっきり言ってめんどくさい。自分はこういう大人の仕事が誰よりも向いてない。組織の人間関係に悩むのがイヤだから今の仕事を選んだみたいなところがあるわけで…。が、家族を抱える身としてはそうも言ってはいられず、大人として今日も先方の担当者と確認作業を行う。ほんの一時間ほどだったが、どっと疲れる。来週は、住民が集まって、説明会が行われる。ああ、憂鬱だ。ま、やりますけどね。

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2007年6月15日

しみじみと

NHKで打ち合わせが終わってディレクターと一緒にごはんを食べる。NHKそばの小さなソバ屋に飛び込む。カウンターに並んで座り、今後のことをゆっくりと話し合う。先日、突然逝ってしまった若者のことを短く語る。生きてるということを少し考える。どんなことがあっても現実は関係なく前に進んでいく。自分たちは、何があろうと次回の収録へ向けて新しいコントを考えなければならない。こう言うとき笑いにまつわる仕事は余計に辛い。でも、前進しかない。
静かに話してるのに、そばの席の年輩のグループがうるさく喋っている。中の一人の女性が「ビリーズブートキャンプ」を知らなくて回りの人が懸命に説明していたが、その説明がとてもヘタクソで、イライラした。この人たちには、すべらない話は出来ないな。

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2007年6月12日

突然の訃報

収録が終わった途端、ある若者の訃報が届く。カレは、「サラリーマンNEO」の一作家だった。つい先月まで一緒に元気に会議に参加してたのに。急病で入院したというのは聞いていたが、まさか…。余りにも突然過ぎる。未だ現実感がない。しかも亡くなったのは一週間前だという。お父さんが本人の携帯を使って履歴に入ってた人に知らせてくれたらしい。まだ27才だ。ようやく始まったばかりだったのに。「部長の親」は、彼がいなかったら生まれていなかった。
これから、彼の分も頑張っていけたらと思う。心よりご冥福を祈ります。

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2007年6月11日

不公平さを感じる

また匿名にしたのにまたもや新聞発表されてた。早すぎだよ!ひと言言って欲しい!知らない自分が悪いのか!しかも内容を細かく書きすぎ、ネタバレしちゃうじゃないか!ということで、今後は、見たソバからバラしていってやる!
今日も「セクスィー部長」に素敵な女優さんが来てくれた。ものすごいスタイル。背が高い上に、足が細くて長い!自分の胸くらいに腰があるように見えた。女性スタッフが真剣に嘆いていた。神様のいたずらが過ぎてるのを感じざるを得ない。誰なのかを言ってもいいが、放送はかなり先になりそうなので一応伏せておくか。つっといて明日公表されてたり事務所のホームページにしれっと載ってたりするからなあ。女優のK.Nさんです、お楽しみに!

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2007年6月10日

また特別な人たちが

070610_205901先週に続いて今週もNEOの収録。今日もまたスペシャルな人たちが出演してくれた。普段よく見かける顔の人たち。民放では当たり前になっているが、NHKでは初の試み。ほんとに実現するとは思わなかった。本人たちも楽しそうだったので何より。放送は夏くらいになりそう。

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2007年6月 8日

ハラホロシャングリラ2007年6月

作家仲間の中野くんがやってる舞台を見に行く。3月に朗読劇をやったばかりで今度は自分の劇団の本公演、そして月イチでトークライブも手がけてるらしい。どこにそんな時間があるのか?謎だ。
数年前に見た物語の再演だったが、今回は新宿の紀伊国屋サザンシアターと劇場もでかい。ずっと昔から続けてきて、着実に動員を増やしていつのまにか大きな舞台でやるようになってて、感心するばかり。終演後、楽屋に挨拶に行くと、晴れ晴れとした顔をしていた。先日の南原君もそうだったが、舞台を終えた人の顔は、誰しも晴れ晴れとしている。羨ましい。

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2007年6月 5日

囲まれる

名前も伏せて写真もわかりにくいのにしたはずだったのに、いきなり今日の新聞で発表されてたとは知らなかった。というわけで、内村光良が「サラリーマンNEO」に登場します。そもそもNEOのディレクターが「夢で逢えたら」依頼のファンで、何とか出て欲しいという熱い要望を受けていた。NEOには基本的に役者さんしか出演しないことになっているが、彼ならテイストが崩れないだろうということで本人にそれとなく話してみたらまんざらでもなかった。シーズン2の放送が決定したのを機にもう一度直接正式に頼んでみた。最初は少々慎重な態度も示していたが、何とか快諾してくれた。出ると決まったからにはヘタを打たせるわけにはいけない。ここ数週間、こっちも久しぶりにプレッシャーの中、台本を書く。
そして昨日、無事収録にこぎ着けることが出来た。身内が言うのもなんだが、やはりコントをやらせたらうまい!こっちが構えたところにイメージ通りのボールを投げてきてくれる。テンションの上げ方、テンポを一定に保つ芝居、ともに申し分ない。もう20年ばかり見てきてはいるが、何も変わらない。しかも、予想を超えたいい球が飛んでくる。面白かった。たぶん、全部オンエアー出来ると思う。憧れていたディレクターは、緊張して何を話したか覚えていないと言っていた。収録が終わって、新聞・雑誌数社による取材が行われた。そこで、どういう経緯からか、自分の名前を何度も言っていたらしい。そのせいで、取材が終わると、なぜだか記者さんたちが自分のところにやってきて今度は自分が囲まれてしまった。恥ずかしい。そのおかげでというか、ほとんどの新聞の記事に自分の名前も出ていた。これは感謝したほうがいいのかな?放送予定は今月の26日みたい。自分も今日知った。
ウンナンとは関係なく自分がやってる番組にウンナンをゲストに呼ぶ、という長年の夢がようやくかなった。放送をお楽しみに。

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2007年6月 4日

スペシャル

「サラリーマンNEO」の収録に行く。放送はまだ10回もやってないのに、収録はすでに佳境に入っている。まだ、はっきりとは言えないが、来月とさらに夏辺りに特別バージョンとして放送する予定。特別ゲストの出演で、いつもにも増して現場が活気づく。なんとも楽しい空間だった。明日は、午前中からセクスィー部長の収録。また素敵な女優さんが出てくれることになっている。
とりあえず、来月、この男が登場します。乞うご期待!070604_194201

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2007年6月 1日

朝4時

070602_035501打ち合わせが終わったのが、明け方4時。久しぶりにこんなに遅くまでたっぷりと仕事をした。今日も一日ずっと、いろんな事を瞬時にひねり出さねばならず、頭が体以上にクタクタ。終わって外に出てみると、もうすぐ明るくなりかけていた。このどんよりとした感じ。うまく表現できない。帰り道、かなり腹減ってたので開いてる店に立ち寄る。券売機で一万円が使えない。小銭がないと困っていると、店主が「お客さん、悪いからサービス」という嬉しい声。何かワナがあるんじゃないかと思いつつ、ありがたくいただく。おいしかった。おじさんありがとう、また来ます。心の中でそう言って店を出る。外は、完全に明るくなっていた。今日も天気がよさそう。

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