バランスのいい人
夜遅くからNHK教育の子供番組の打ち合わせ。ステージを演出する方も交えて行った。愛・地球博やワールドカップ関連のイベントの演出をやってらっしゃる高名な方で、緊張しつつ臨む。しかも、ちょっと待たせてしまったので余計焦る。ものすごく頑固な人で、台本の一ページ目から頭を抱えられたらどうしようと思っていたが、始まってすぐに余計な心配だったとわかる。打ち合わせはいいテンポでどんどん進んでいく。自分が書いた台本を尊重しながらいろんなアイデアを出していってくださる。とてもやりやすい。人の意見もちゃんと取り入れるしとてもバランスのいい方だった。「バランスがとれた」偉そうな事を言えば、これがクリエイティブな仕事をする人には一番大事なこと。なかなかいないんだな、これが。
その昔、アニメの仕事をしたときに、その監督というのがものすごくアニメおたくだった。周りにいるプロデューサーたちも今で言うアキバ系の人ばかり。自分が書いたアニメの主人公の些細なセリフに対して、「この子はこんな事言いますかねえ」と、30分くらい頭を抱えたままだった。「その子じゃないからわかんねえよ!」と、あとちょっとで叫ぶところだった。いろんな人がいるねえ。
今日、また一人このブログを読んでいますと言われた。面と向かって言われるとほんとに恥ずかしい。このブログは、もちろん公開することを前提としてるので、ほんとにすべてのことはもちろん書いてません。いい人に思われたいという計算が満載です。ほんとは書けないことの方が面白いのかも。
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