他人の人生に関わるということ
今日、10年以上にわたって自分の個人事務所でデスク業務をやってくれていた子が退職した。まだ専門学生の頃採用し、経営者としての才の無い社長の下ほんとに良くやってくれたと思う。そもそも作家志望として採ったわけだが、育てようとしたわけでもなく10数年の月日が流れ、結局事務作業のまま今日を迎えることになった。我が社に関わったことで人生が思わぬ方向に行ってしまったのではと心を痛めているのだが、一方で、たぶんそれは大きなお世話なんだとも思う。誰かの人生を台無しにしたと思うのはおそらく傲慢なことだろう。
そうあって欲しいのだが…。
ささやかながら送別会を開く。結婚による退職ということで少しは救われた気持ちになった。どうか幸せになって欲しいと願ってやまないが、聞けば、新居を建てている最中だという。もう、結構幸せかも。
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コメント
なんと!その子は僕も知ってる子では?!
もし、今度会う機会があったら、
「お疲れさま。」と伝えてください。
大きなお世話でしょうけど、、、。
投稿: S | 2006年11月 2日 15時22分