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2006年10月31日

他人の人生に関わるということ

今日、10年以上にわたって自分の個人事務所でデスク業務をやってくれていた子が退職した。まだ専門学生の頃採用し、経営者としての才の無い社長の下ほんとに良くやってくれたと思う。そもそも作家志望として採ったわけだが、育てようとしたわけでもなく10数年の月日が流れ、結局事務作業のまま今日を迎えることになった。我が社に関わったことで人生が思わぬ方向に行ってしまったのではと心を痛めているのだが、一方で、たぶんそれは大きなお世話なんだとも思う。誰かの人生を台無しにしたと思うのはおそらく傲慢なことだろう。
そうあって欲しいのだが…。
ささやかながら送別会を開く。結婚による退職ということで少しは救われた気持ちになった。どうか幸せになって欲しいと願ってやまないが、聞けば、新居を建てている最中だという。もう、結構幸せかも。

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2006年10月29日

子供の友達

子供を小学校の校庭に遊びに連れて行った。そこで、同じ学童保育で仲の良い友達と遭遇。我が家に遊びに行きたいと言い出す。断るのも忍びないので招待する。ここはひとつおやつくらいは出さなきゃと思い、子どもたちに絶対に部屋から出るなと言い聞かせて近所のコンビニまでダッシュ!他の家の子を預かってるという責任感から、もしやの事があってはならぬと大急ぎで買い物して戻ってくる。そんな親の思いなど微塵も知らず、うるさく遊んでいた。
なんとか親の偉大さをわからせようと、ジュースとお菓子を出してあげたが、感謝するそぶりはまるでない。お腹が満たされたら、また狂ったように遊び始める。自分は、ただ3人の7歳児が遊ぶ様子をじっと見つめるしかなかった。
まだ「うざい」とか「汚い」とかって明らかに邪魔者扱いする空気を感じないだけマシか。それも、あと2,3年のことかも。

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2006年10月26日

秋の健康診断

加盟している協同組合の健康診断に行く。夏に人間ドックに行って、その一ヶ月後に奥深い血液検査をやって、また健康診断。我ながら、どれだけ体に気を遣うつもりかと少々嘆く。30を過ぎた辺りから急に体を心配しはじめた。それからというもの、どこか調子悪いとすぐに病院に行くようにしている。病院のあの雰囲気はものすごく好きなわけではないが、足繁く病院に通って検査を受けるのは決してイヤではない。
幸いにも、ここまでこれといって悪い箇所はないわけだが、今日の検査でひとつ気になることが、視力が、生まれて初めて1.2を切って0.7だった。しかも右目だけ。生まれてこの方視力検査で1.2を下回った事がなかったし、10代の頃は両目とも2.0という記録を打ちだしたし、我が家の家系にはデブとメガネがいないのが自慢だったのに。かなりショック。何かの間違いだと思いながらも、それから気になって、目につく看板の文字などを右と左で何度も見比べてみた。心なしか右目がぼやけて見える。これも加齢なのか、やだな。
しかし、もっとやなのは、同業者が集まる検診なので、周りはみんな同じような職業だということ。交わしている会話も自分たちと似たような内容なので気持ち悪い。仲間意識ではなく、なぜか気持ち悪さを感じる。なんでだろう。


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2006年10月24日

名解説

スポーツ中継を見ていていつも感じることは、実況・解説者の腕によって内容が左右されるということである。
少し前、ケーブルテレビでやっていたサッカーの「アムステルダムカップ」という試合の中継、その解説者が素晴らしかった。両チームがどういう戦術で戦っているかはもちろん、選手のこの試合に対するモチベーション、プレイしている選手が活躍するとベンチにいる選手がどんな気持ちになるか、そのことがチームにもたらす効果など、それを試合を見ながらスムーズに喋っていく。しかも、コーナーキックやゴールチャンスになると、ピタリと話を中断し、そのシーンを集中して見ましょうという姿勢を見せる。実に見事、実に的確。名前を調べると、「湯浅健二」というドイツでプロコーチの資格を持っている人らしい。こういう人に日本代表の試合の解説をやってもらいたい。
これとは少し違うが、NBAの解説でも、「北原憲彦」という有名な元選手。この人の場合、試合そのものより、コート外での選手のプライベート情報やロッカールームで見た光景などをふんだんに取り入れていく。それがうるさくなく、歯切れも良くユーモアも忘れない。コート全域が見渡せるバスケットの試合では、この方が見やすかったりする。同じ元選手だが、NBA中継には対照的にものすごくムカつく解説者もいた。うまいプレイが出るたびに実況のアナウンサーに「今どうして、ああいうプレイをしたかわかりますか?」と、知識を試すような質問をいちいちする。その間に試合はどんどん進んでいく。見ていてイライラしてした。
このことから何がわかるかというと、何事においても、案内役は大切だ、ということかな。具体的には浮かばないけど。

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2006年10月22日

露店にて焼きそばを作る

子供の小学校でイベントがあり、父兄も何らかの手伝いをしなければならない。こういうことには何かと尻込みしがちだが、一度はきちんと参加してみようと、午前中に何とか起きて小学校へ。運動場いっぱいにいろんなテントが立てられ大賑わい。リーダー的お父さんに名前を告げ指示を仰ぐと、焼きそばの屋台を手伝ってくれと言われる。さっそく、エプロンを着て、頭にバンダナ、軍手をはめて「よろしくお願いします」と挨拶すると、いきなり両手にヘラを持ち焼きそば作りをやらされる。大きな鉄板を3人で囲むようにして大量の焼きそばを作っていく。料理などまともにやったことがないので不器用さ丸出しだが、他の2人のをマネながら必死についていく。ところが、こういう時の焼きそばというのは飛ぶように売れるようで、ふと見上げると焼きそば売り場の前は大行列。作っても作っても間に合わない。立ちっぱなし、両手は動かしっぱなし。みるみるうちに腰は痛くなり、両手の握力がなくなっていく。ようやく交代してもらったものの、今度は、タイミングを見ながら油を引き、肉を入れ、キャベツを加え、麺を入れるという繰り返し。これも休む暇もない。午後3時前、イベント終了を待たず、材料も底をつき完売。
やっとの思いで解放されたかに思えたが、この後が痺れた。会場中で使ったパイプイスを体育館の倉庫に戻し、テーブルを近所の住区センターまで運び、最後には、体育用のマットをぞうきん掛けしていた。やがて薄暗くなり、雨も降り始めた午後5時過ぎ、ようやく解散。ミネラルウォーターと炊き込みご飯をお土産にもらい、雨の中トボトボと帰宅。一度ど真ん中に入り込んでみようと思ったのは確かだが、この経験で、自分は何を掴んだのだろう。とにかく疲れた。

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2006年10月18日

サラリーマンNEO DVD発売!

サラリーマンNEO」のシーズン1のDVDが本日発売!
ほんとにほんとに多くの人に見て欲しいし買って欲しいので、このブログにも左のサイドバーのように見苦しいほどに宣伝することにした。
ぜひ見て欲しい!放送された中からの抜粋ではなく、ほぼ全部入っています。損はさせません!ちなみに、これは半年間の前半部分で、後半部分のパート2も追って発売される予定です。ついでに、すでに発売されている赤盤・青盤もどうぞよろしく!!

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2006年10月17日

「劇団、本谷有希子」

ちょっと気になっていた芝居を観に行く。かなり昔に一度行ったことがある青山円形劇場。円形劇場なのにステージを普通に使っていたのがちょっと気になったが、面白かった。芥川賞にノミネートされるだけのことはあって、本が良くできている。最後に、主人公がさんざん泣いた後、あくびをするのが秀逸。そういえば、自分が女性に対して思っている事と全く同じ事がセリフの中にあって、なんだか妙に嬉しくなった。また次も観に行ってみるか。

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2006年10月14日

うっすらと日焼けした一日

娘がお世話になっている学童保育で、区内全クラブが集まってのいわゆる運動会が行われた。何ヶ月ぶりかに朝ものすごく早く起きる。と言っても7時半。体が完全に目覚めないまま、弁当やレジャーシートを持って会場となっている他の小学校へ電車に乗って向かう。土曜日の午前9時だが、電車に乗って出かける人が多いことに驚く。これも当たり前なんだろうな。自分がいかに世間とずれた生活を送っているかを実感。
会場に着くと、開会式の後さっそく競技開始。そして、やんなるくらいいい天気。子どもたちはもちろん楽しそう。こういうイベントにどうにものめり込めないタイプなので、自分たちのチームの応援席から少し下がった場所で見守る。なんでこういう性格なんだろう。それにしても、中には、子供よりも楽しんでいる親もいる。必死の形相で走り、応援席の前では手を振り、あげく全速力のまま転倒。すばらしい光景だ。何よりも会場は盛り上がる。自分には絶対出来ない。自意識超過剰!
このイベントでは、父兄も見に来るだけでは許されず、必ず何かに出場しなければならない。事前に申請することになっていて、なるべく楽で目立たない競技をと吟味して「大玉送り」にエントリー。午後からの競技だったが、午前中からもうドキドキ。昼ご飯を食べたらさらにドキドキ。そして、ついに出番の時、赤いハチマキを渡され、緊張は頂点に達す。転ばぬように、目立たぬように、時代遅れの男でありたいと心の中で何度も念じていた。が、願いは通じず、本番で突然、大玉を送るのではなく転がしながら走る役目にさせられてしまった。顔から血の気が引いていく。しかも、どうやら我が子の目の前を走るコースになっている。転ばぬように、目立たぬように。今一度強く念じてスタート!その甲斐あって、なんとか無事に終えられた。と思ったらやり方が間違っていて、もう一度最初からやり直しとなった。ウソだろ。改めて今一度、強く念じスタート!ここで何かが起これば、このブログでももっとネタに出来たのだが、2度目もなんとかすんなりと終わった。ホッとした。もう一回やらされてたら、気分が悪くなってたかも。
子供のためではあるが、こういうイベントにはやはり向いてない。来年はどうしよう。
家に帰って鏡を見たら、鼻の頭だけ日焼けしていた。

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2006年10月13日

「マッチポイント」

恵比寿でウディアレンの「マッチポイント」を観る。予告編で、テニスでネットに当たったボールがどちらに落ちるかで運命は決まる的な事を見せていて、それで面白そうだと思って観に行ったのだが、イメージしていたのとは違った。どうしてウッディアレンは、こんなベタなものを作ったのか?確かに、運命に左右される瞬間がいろいろとあるのだが、一言で言えばベタベタな不倫ドラマ。70過ぎて、何を伝えたかったのか?わからん、ただ、既婚者には、体のあちこちが痛くなる、そんな映画だった。

昨日、ものすごくハゲた夢を見た。鏡を見ると頭頂部に毛がほぼない。なんとか周りの髪の毛を持ってきて隠そうとするが、無理。目覚めてからもはっきりと覚えていて、一日ブルーだった。これでハゲてる夢を見たのは3度目だ。どれもはっきりと覚えている。やはり、生え際を真剣に気にしてるからだろうか。こうなったら、生え際の経過を定期的に観測していく新たなブログを立ち上げようかと思う。自分にとっては、生え際こそが、今まさに「マッチポイント」

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2006年10月11日

日本×インド

まだオシムジャパンの輪郭ははっきりしてこない。早く海外組が入った試合を見たい。格下のインド相手なら、もう少しやれるんじゃないか。
でも、中村憲剛はいいな。中心になって欲しい選手だ。

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2006年10月 9日

西村しのぶ

061012_054702_m_215年くらい前、スピリッツに不定期連載されていた西村しのぶの「メディックス」という少年誌に載っている少女マンガにはまっていた。なにせこの作者は気まぐれらしく、掲載も不定期、この作品もある日パタリと終わってしまった。これを楽しみに、毎週スピリッツ読んでたのに。それから、単行本になってないか調べ倒した。まだ、インターネット創世記の頃、関連の掲示板に書き込んだら同じような事を思っていた見知らぬ人からメールが来たりした。
それをつい最近、近くの本屋で偶然見つけてしまった。もちろん即買い!
少女マンガなんかほとんど読んだことないのに、なぜハマったのかよくわからない。まだ、読んではないが、あの頃と同じような感情が湧き出てくるかどうか…。
他にも、西村しのぶ作品がかなり単行本化されてるみたいだ。またハマったら、全部買いそうだ。

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2006年10月 5日

スクール

マセキ芸能社が主催するタレントスクールの第2期目が今日からスタート。前回より受講者が少し減ったがみんな明るい感じの若者たちだ。「放送作家を18年やってます」と、自分の事を紹介すると、ものすごい羨望の眼差しで見ているので、そのあと直視して話せなかった。そんなに見つめられても売れるという保証はないのに。人前で話すのは、何度やっても苦手だ。いつものように途中から何を話しているのか自分でわからなくなって、同じ事を何度も話しているような気がしてきて、余計収拾がつかなくなる。
その後、受講者たちの自己紹介。ほとんどが人前でネタというものをやったことがないという。基礎の基礎から教えなければならない。
中にひとり作家志望の若者がいて、今のテレビをぶっ壊すようなものを作りたいというので、いい心がけだと思いつつ持ってきた企画を見てみると、どれも既成の番組でやったものをなぞったものばかりだった。その言動のズレこそが、すでに一本のコントとして成立していた。とにかく3ヶ月間ではあるが、何か成長して欲しい。

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2006年10月 4日

日本vsガーナ

またもやストレスの溜まるオシムジャパンの試合。
せめて負けないで欲しい。
中村憲剛は中村俊輔になんとなく似てるな。あと、播戸はいいな。

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2006年10月 3日

ファンサービス

国体の高校野球がものすごく話題になっている。こんなことは今までなかっただろう。それもすべてハンカチ王子のせいだが、今日の準決勝で9回裏ツーアウトになってハンカチを出していた。試合後のインタビューで「ファンサービス」でやったと言っていた。一ヶ月前は、実直な少年だったのに、これほどの人気過熱ぶりが、彼にファンサービスという意識を芽ばえさせてしまった。たぶん、いい人そうだから天狗になることはないと思うけど、負けた静岡商業にとっては、これほどバカにされた行為はないのでは。いい人そうだから仕方ないとは思うけど。
それにしても、「のじぎく国体」って誰が決めるの?

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