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2006年6月28日

笑いの勘

NHKで「サラリーマンNEO」の収録に顔を出した。そもそも台本を書き上げると、現場では作家のやることは何もない。くわえて居場所がない。せいぜい収録を見ながら笑うことしかできない。出演者の人も、こっちは知ってるのに面識がないため気軽に話すことも出来ない。何とももどかしい。それでも何人かの出演者の方に自己紹介する事が出来た。ちょっと嬉しかった。40過ぎたというのに、人見知りは未だに治らない。
この番組の主軸である生瀬勝久さんの演技力に今日も驚かされた。目線ひとつ、セリフの言い方ひとつがすべて確実に笑いに繋がる。申し訳ないが、その辺の若手芸人は足元にも及ばないと思う。自分が言うのもおこがましいが、台本の読解力も完璧。書き手の意図を正確に理解してもらっている。こういう方と一緒に仕事が出来ると、ほんとに作家冥利に尽きる。これは持論だが、笑いの芝居が出来る役者さんに下手な役者さんはいない。その証拠に売れてる芸人さんで芝居が下手だという人はまずいない。それほど、笑わせる芝居というのは難しいものだと思う。
コント番組と言う印象だけで出演してくれない人もいる。そんな中、この番組に出ていただいている役者の皆さん、ドラマもきちんと出ながらバラエティにも出てくれれる役者さんを無条件で尊敬する。
まだまだ出て欲しい役者さんはいっぱいいる。

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