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2006年6月30日

狂言

南原氏が現代狂言をやるというので観に行った。「ウリナリ」でやってた企画で、ここに来て形になったらしい。いろいろ考えてるなと痛感させられる。開演時間にちょっと遅刻してしまい、客席に早足で向かったのだがしっかりと舞台上から見られてしまっていた、申し訳ない。
生まれて初めて狂言の舞台を観に行ったわけだが、率直に面白かった。伝統芸能ならではの様式美に感心する。特に、演目が終わってはけていくまでの間が何とも言えず。
みんなそれぞれ頑張ってはいたが、やはり本家の九世、野村万蔵さんの演技には圧倒される。動きや表情など本物はすべてに格が違う。大人と子どもくらいの違い。舐めちゃいけねえな。

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2006年6月29日

サプライズ

数日経ったが、作家志望の若者たちから誕生日プレゼントをもらった。iPod用のスピーカー、何とも可愛らしい。誕生日を教えたこともiPodを持ってると言ったこともなかったのに、金を出し合って買ったらしい。涙が出そう。普段からいいことはしとくべきだな。料理やケーキなんかより全然嬉しい。誕生日の日にそっとしといて欲しいと書いたが、そうでもないな。やっぱりいいね。お礼にさっそくおごってあげた。ファミレスのドリンクバーだけど。
みんな早く即戦力になって欲しいものだ。


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2006年6月28日

笑いの勘

NHKで「サラリーマンNEO」の収録に顔を出した。そもそも台本を書き上げると、現場では作家のやることは何もない。くわえて居場所がない。せいぜい収録を見ながら笑うことしかできない。出演者の人も、こっちは知ってるのに面識がないため気軽に話すことも出来ない。何とももどかしい。それでも何人かの出演者の方に自己紹介する事が出来た。ちょっと嬉しかった。40過ぎたというのに、人見知りは未だに治らない。
この番組の主軸である生瀬勝久さんの演技力に今日も驚かされた。目線ひとつ、セリフの言い方ひとつがすべて確実に笑いに繋がる。申し訳ないが、その辺の若手芸人は足元にも及ばないと思う。自分が言うのもおこがましいが、台本の読解力も完璧。書き手の意図を正確に理解してもらっている。こういう方と一緒に仕事が出来ると、ほんとに作家冥利に尽きる。これは持論だが、笑いの芝居が出来る役者さんに下手な役者さんはいない。その証拠に売れてる芸人さんで芝居が下手だという人はまずいない。それほど、笑わせる芝居というのは難しいものだと思う。
コント番組と言う印象だけで出演してくれない人もいる。そんな中、この番組に出ていただいている役者の皆さん、ドラマもきちんと出ながらバラエティにも出てくれれる役者さんを無条件で尊敬する。
まだまだ出て欲しい役者さんはいっぱいいる。

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2006年6月24日

ポセイドン

会議が早く終わって時間が空いたので「ポセイドン」を観に行く。1972年の「ポセイドンアドベンチャー」のリメイク。「タワーリングインフェルノ」と2大パニック映画として、子供心に深く印象に残っている。
2006年の今、どうリメイクされているか期待していたが、やはりCG部分のみ。幼き頃に部屋の電気を消してドキドキしながら見たあのインパクトにはかなわなかった。当たり前か。
キャスティングもよくわからない人が出てるし、二流感が漂う。
それにしてもリチャード・ドレイファス、おじいちゃんになっててビックリ。

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2006年6月23日

惨敗

まさに「コテンパン」だった!本の一瞬夢見させてくれたけど、あとはブラジルのシュート練習だった。青いTシャツ着てタオルを頭に巻いて応援したのに、結局、アジアレベルだったということか。そして、「名選手名監督にあらず」の言葉は生きていた。試合の前日にシュート練習って…。中学時代のバスケットの顧問の先生が、大きな試合の前日「いいか、バスケットの走り方はこうだ?」と、入門書の第一章に書かれてるような事を言っていたのを思い出した。その先生は、バスケットの経験が一切なく、いつも「バスケットボール入門」を抱えていた。

結局、さいごまでチームになっていなかったということなのか。賭博疑惑で注目を浴びたイタリア代表は、キャプテン・カンナバーロが選手だけでそのことについて話し合い、その事で結束が固まったらしい。対チェコ戦でゴールを決めたとき、ゴールキーパーのブッフォンまで走ってきて歓喜の輪に入っていた。あれこそまさにチーム。日本代表は、直前の親善試合で加地が後ろから削られたとき誰も相手選手に食ってかかろうとはしなかった。最後の試合で、中田がビッチで倒れていたときも宮本以外は誰も声をかけに来なかった。あれがすべてを象徴している。
日本が世界の舞台で、ほんとに自分たちのスタイルで自分たちの力を発揮出来るのは4年後はまだ早く、8年後くらいからか。
関係ないけど、中田がセンターサークル付近で泣いてる姿を見て、うちの奥さんは芝居じゃないの?と言っていた。確かに、世界中の何十億人が見てる画面のど真ん中で出来事はそう思わせるかも知れない。
男が何かに飲める込む姿勢に対する女の人の目は、なんて冷たいんだと実感。

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2006年6月22日

44回目

今日で44回目の梅雨だ。生まれた年を入れれば45回目か。
誕生日が来ても嬉しくなくなったのは何歳からだろう。特別なこともして欲しいとは思わなくなった。「おめでとう」一言もらえば、出来ればあとはそっとしといて欲しい。
それでも、日付が変わると同時にメールが来るのはまだ幸せな方か。
俳優の阿部寛、CXの西山喜久恵アナ、日本人で初めての宇宙飛行士秋山さん、シンディ・ローパー
そして、まったく同じ日に生まれた「少林サッカー」の周 星馳、みんなまたひとつ年食ったんだね。

誕生日で思い出すのは、1986年、24回目の時。
その日、メキシコワールドカップでマラドーナがあの伝説の5人抜きをやってのけた日。同時に、「神の手」を使った日。まだ衛星放送などなかった頃。かろうじてNHKで中継していたのを覚えている。おそらく明け方だったと思う。強烈だった。
その出来事から20年、2006年ドイツワールドカップ。ハイジビジョンというものすごい画面で見ている。いよいよ今日は、ブラジル戦。そういえば、ちょうど一年前の今日も、コンフェデ杯で日本代表はブラジルといい戦いをした。今日も何かが起こるのか? 起こって欲しい。

しかし、20年経っても精神的というか人間としては何も変わってない…。たぶん、この性格は一生変わらないかも。最近、しょっちゅう歯を磨いてる気がする。朝食の前と寝る前に磨いてるのだが、その間隔がものすごく短いような気がしてしょうがない。時間は絶えず流れていて余りないっちゅうことだ。

あ、そういえば、免許の更新だ。

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2006年6月19日

切り替えて次に

昨日の日本戦のダイジェストが朝からイヤと言うほど何回も何回も流れてる。特に、柳沢がはずした決定的な場面は見てる人たちのリアクション付き。当の本人はどんな気持ちだろう。イタリアの有名なスポーツ紙のガゼッタ・デロ・スポルトによれば、「日本選手はゴール前20メートルで姿を消す」ということらしい。そりゃそう見えるわな。
それにしても、試合後のインタビューで選手がよく「切り替えて次に向けていい準備をするだけ」と決まり切った答えをするのを見かけるが、負けるとは思ってなかった相手に負けたあと、気持ちをすぐに切り替えることができるのだろうか?
理屈ではわかるが、かなり引きずる選手もいるだろう。にんげんだもの。

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2006年6月18日

ドロー

ジリジリとしたスッキリとしない試合だった。点が入りそうなチャンスがいくつもあったのに…。
試合後、中田のインタビューで見たこともないくらい言ってることがわかんなかった。
終わったばかりで興奮してるのか、疲れ果てているのか、途中声がうわずったりろれつが回ってなかったり。
試合が終わって、どんな気持ちだったんだろう。すごく知りたい。

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2006年6月17日

7th

本日、娘の誕生日。そんなんでいいのかと思うが、これと言ったプレゼントもない。せめて形だけでもとケーキを買ってローソクを7本立ててみる。西麻布に猿が出没して話題になったあの日からもう7年。7つ年取った。これと言って変わったところがなくて焦ってくる。そして、すぐに自分の誕生日がやってくる。これでいいのか?

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2006年6月15日

ベンダールーム

とある有名企業から広報誌への原稿依頼が来た。今まで知らなかったが、その企業はお台場にあった。雨の中、見上げるようにそそり建つ本社ビルに入っていく。テレビ局以外ではこんな大きな会社に入るのは初めてのこと。いつもながら気後れしてしまう。正面から入るとちょっとしたホテルのような広大なロビー。すぐ左手には打ち合わせ用のラウンジ、正面受付カウンターには4,5人の受付嬢が出迎えてくれる。その回りには、上階から降りてくる社員を待っている外部の人々。もちろん、自分もその中の1人なのだが、アポを取っていたためか、扱いがいいからなのか、名前を告げると「ご案内します」とすぐにエスコート嬢が近づいてきて、受付の奥へと導かれる。重厚なカーペット敷きの空間が現れ、10までの番号が記されたダークトーンの部屋が整然と並んでいる。その一番奥に通される。中も同じダークトーンの壁で、革張りのソファが4つ、壁には絵画が飾られ、部屋の隅には現在一押しの商品が置かれ、内線用の電話はバング&オルフセンといちいちオシャレ。組織というものに免疫がないので、にわかに緊張してくる。とりあえず背後に広がるお台場の景色が見ながら待つ。やがてノックの音がして「はい」と身だしなみを整え慌てて立ちあがると、案内してくれたさっきのお姉さんがお茶を運んできた。まもなくして、一流企業の広報部の方が2人来られ、緊張しながらもなんとか打ち合わせを終える。
その時聞いたが、会社内の自販機があるようなちょっとした休憩所の事を「ベンダールーム」というらしい。もちろん知らなかった。だって、会社員になったことないから。
でも、なぜかその企業にはベンダールームはないらしい。そして社食も。

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2006年6月13日

こんな郵便物

昨日届いた郵便物に見たこともない注意書きが貼ってあった。「この郵便物は、取扱中に誤ってき損しました。誠に申し訳ありません。補修の上お送りいたしますのでよろしくご了承願います。」と書かれている。見ると、封筒の片側が完全に破れていた。破れたではなく、破ってしまったという感じの破損。破れた部分を強引にセロテープでくっつけてあった。一体郵便局で何があったんだ。完全に中身を見られている感じ。幸い、カード会社からのお知らせ程度の郵便だったからよかったものの、これがもし、ラブレターに対する断りの手紙だったら、お金貸してくださいという手紙だったら、写真入りのオーディション応募用紙だったら、どうするんだ?受け取った時点で破れてる。セロテープでくっつけただけの処置。補修しといたからこれでよろしく、という一方的な通知。これだけで受け手の心理を微妙に揺らしてしまうじゃないか。ご了承願えない時あるよ。これで郵便局が民営化になったら、以前道路公団についても書いたけど、コロッと態度も違うんだろうな。もしかしたら、課長クラスが現場の担当者を連れて菓子折下げてやってくるかも。それくらい変わると思う。ま、実際来られても困るけど。


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惨敗

ガッカリだ。この言葉しかない。先取点をするも、その後追加点を奪えず、一点を守りきれず、結局終わり際に失点。今まで何度このパターンを見てきたことか。少しは強くなったと思わせられていた、何にも変わってないじゃないか。最悪の失点パターン。
相手は交代した選手が2得点。ヒディングはすげえな。

とある局でスタッフと観戦した帰り道、渋谷ハチ公前を通ったらこんな感じだった。
夜中の12時半の光景。もし勝ってたら、おそらく通れなかっただろう。
次は、クロアチア戦だ。

そういえば、局を出るとき某サッカー解説者と遭遇、大きなため息をついていた。

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2006年6月11日

順当

ワールドカップ。大会前の下馬評を覆す番狂わせが一番面白いのだが、今のところ強豪国はどこも順当に勝ち点3を得ている。面白い試合は結構あるのに、大番狂わせがないのが今ひとつ不満。
さて、いよいよ日本だ!日本はどうなれば番狂わせなのか?

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2006年6月 9日

ワールドカップ開幕!

今日、世界中でどのくらいのブログでこの話題に触れているのだろう。ワールドカップついに開幕!ワクワクする1ヶ月が始まる。いつも思うことだが、次のワールドカップの時期にはひと月現地に滞在して試合を見まくる、そんな野望を抱くが生活に変化はなく、今年も自宅でテレビ観戦。連日テレビでは、おそらくこれまでサッカーの試合などまともに見たことがないと思われる人が、平気で日本代表の戦術を語っている。こういう輩はますます増えそうだ。腹が立つ。映画の舞台挨拶に来たのに、おそらく日本戦の試合時間には関係なく編み物でもしてそうな女優さんまで日本代表への応援コメントを求められていた。可愛そうに。 さて、日本はどうなる?

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2006年6月 8日

ハラホロシャングリラ

作家仲間の中野くんが主催する劇団の芝居を観に行く。今回はいつものシチュエーションコメディとは違い、あえてシュールな内容にしたと本人が言っていた。内容は確かに難解だったが、想ったことを想うようにやっていて非常に羨ましい。表面だけ見てては何もわからない。向こうの向こうのそのまた向こうまで見ないと新たなものは何も見えてこない、そんなことを感じさせてくれた。同業者の仕事ぶりに触れるとやはり刺激になる。自分もやらねばと思う。彼とは、18年くらい前作家になったばかりの頃一緒に番組でコントを書いていた。それからずっと何かの番組で必ず一緒で、18年間毎週一回顔を合わせるというのが続いていた。しかし、そのジンクスもここに来て途切れてしまっている。ちょっと残念。
明日からいよいよワールドカップが始まる。ウキウキするのが止められない。

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2006年6月 5日

ロナウドの胸元

ブラジル代表がようやくドイツ入りというニュース。飛行機から降りてきたロナウドが首から提げていたのは、「iPod shuffle」だった。まあ、いいけど、nanoじゃないんだね。

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2006年6月 4日

全仏オープン

全仏オープンテニスの季節。この大会で自分が注目してるのは選手の活躍ではない。選手の後ろに等間隔に並んでボールの行方だけを気にしている審判たちだ。正確に言うと審判の服装だ。フランスの大会らしく衣装を担当してるのはポロシャツで有名な「ラコステ」。4,5年前のこの大会での審判の服装はそりゃあ格好良かった。ベージュともアイボリーとも言えぬ絶妙な色のサマースーツに全員が身を包んでいた。赤土のクレーコートを充分に意識したその素晴らしい配色に目を奪われた。さすがフランス。試合時間を表示してるのが「RADO」なところもいい。ウィンブルドンが「ROLEX」を採用しているのとは、やはり趣が違う。毎年、全仏オープンが始まると、審判の衣装を見るのが楽しみだ。しかし、今年のは何だ!ポロシャツのメーカーだからポロシャツなのは、まあ許そう。しかし、あの色は何だ!赤と色のでかいストライプ。囚人か!悲しい、悲しすぎる。あのしゃれたスーツはどうしたんだ!担当者が代わったのなら即刻クビだ!ひどすぎる!  あと、シャラポアの一打ごとの声はうるさい!

同日、日本×マルタ戦。ふがいない。大丈夫かニッポン!

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2006年6月 2日

グッドナイト&グッドラック

映画を見ようと思った。夜遅かったので時間があうのがなく「グッドナイト&グッドラック」を。公開からかなり経っていたので小さなスクリーンでの上映。席についた瞬間からイヤな予感。眠い。こりゃ寝るな。
案の定、始まった途端、モノクロ画面だと確認するや瞼が重なる。コクリコクリとやりながらようやく睡魔から解放されると、すでに40分が経過。やっぱ映画は体調のいいときに観ないと…。そこから必死で食い入るように画面を見つめるが、誰が誰だかイマイチよくわからない。渋い感じのいい映画だとわかった辺りでエンド。ただでさえ、上映時間の短い映画なのに、ものすごく短く感じた。それでも、後半のデヴィッド・ストラザーン演じるエド・マローがカメラを見据えたまま語っていくシーンは圧巻!観てる自分がいつの間にか「グッドナイト」。

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