最近、運動不足解消のため出来るだけ電車通勤を心がけているのだが、どうしても時間が間に合わないとき、ついタクシーに乗ってしまう。というわけで今日も気づいたら通り沿いで手を挙げていた。ダメな感じだ。
後部座席から前の助手席の方を見てあるものに気づいた。
だいたいはそこに運転手さんの顔写真と名前が書かれたプレートが置かれているが、その横に「救命講習修了書」なるものが一緒に並べられていた。
察するに、心臓マッサージなどの蘇生措置の講習を受けてますという証明書だ。特段、救命に関して興味があるわけではないのだが、何だか妙に気になった。近頃のタクシーの運転手はこれを義務づけられているのだろうか?
そう言えば、何度か事故現場を目撃した時、そばを走っていたタクシーが次々に停まり、運転手さんたちが仕事をそっちのけで一目散に被害者の救助をしていたのを見て感心したことがあった。いつも車を運転していると、そういう使命感に駆られてくるもなのか?
普段なら、運転手さんがどんなに話し好きな人でも、「そっとしといてオーラ」をこれでもかと放出し会話をシャットアウトする質なのだが、今日はなぜか、いつもやらないことをやってみようという気持ちが突然芽ばえ、気づいたら、人生で初めてタクシーに乗って自ら運転手さんに話しかけるということをやっていた。
運転手さんは、会社で義務づけられていること、2年ごとに更新になるということ、幸いにも、まだ一度も実践で救命措置をやったことがないということを、手短かに説明してくれた。
「そういう知識はあった方がいいですよね」などの百点に近い世間話的会話をしている自分にも驚いた。でも、ほんとにそう思ったから。
今までやったことのない事をやってみたという満足感もあったが、それ以上に、こちらが話を好まないというのを察して、自分の質問に対する簡潔な答え以外は余計な事は一切言わなかったその運転手さんにものすごく好感が持てた。いい人だったな、国際自動車の人。
タクシーで向かったのは下北沢。知り合いのマネージャーの方から招待を受け、「転球劇場」という舞台役者の福田転球さんの演劇ユニットの再結成公演を見に行った。いつもはこういう事もやらないのだが、なぜかこれもタクシーの会話同様、見てみようと思った。
「劇」小劇場というところだったが、以前一度見たときはものすごく狭かった印象だったが、今日は思ったより広く感じた。イスの座り心地も悪くない。
自分が絶対に発想しないような内容の舞台。こういうのはなにかと刺激になるなあ。
最近、おかげさまでサラリーマンNEOに出たいと言ってくださる役者さんが多い。出来るだけ要望に応えてあげられればと思う。
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